
IPX4等級の赤外線ヒーターに潜む弱点
ほとんどのヒーターは、IPX4等級で「防水加工が施されている」と宣伝していますが、実際には問題が発生するのは外殻部分ではありません。本当に危険なのは、電線が加熱要素に接続される部分です。
高ワット数のシステムでは、その接続部が熱のボトルネックとなります。もし密封が不完全だと、熱が電線の中に逆流してしまいます。これにより絶縁体が破損し、最終的には短絡が起こります。
なぜこのようなことが起こるのか
赤外線ランプをフルパワーで動かすと、接続部の温度差が極端に大きくなります。安価な製品では、単純なシリコンや一般的な接着剤が使われているため、繰り返される加熱・冷却に耐えられません。結果として、その接着剤が収縮し、微妙な隙間が生じます。そこに水滴が届くと、絶縁体が破損し、アーク放電や慢性的な火災が発生し、ヒーターが壊れてしまいます。
私たちが実際に使っている解決策
私たちは単純な接着剤の代わりに、高温に耐えられるセラミック製の封止材や特殊な熱収縮チューブを使用しています。これは一種の機械的な保護装置と考えられます。これにより、熱が銅線から遠ざけられ、加熱要素が正常に機能し続けます。これにより、500時間しか持たないヒーターと、長期間使用できるヒーターとの違いが生まれます。
設置時の注意点
ただし、このような強力な密封処理のため、電線が硬くなります。ですから、制御パネルに接続する際には、電線を急激に曲げないでください。もし電線を曲げてしまうと、封止材が割れてしまい、密封の効果が台無しになります。電線に適度な曲がりを持たせるだけで十分です。少しの忍耐心を持って電線を扱えば、しばらくはヒーターを交換する必要はありません。